校長室から

地域で創り上げる三原中学校
校 長 大 澤 道 明
 

八丈島は、島の中心で空港のある坂下地区と、南側に位置し伝統文化が内在する坂上地区の二つに分けられます。坂下地区には小学校2校、 中学校2校、坂上地区には小学校1校、中学校1校があり、三原中学校はこの坂上地区にある唯一の中学校です。
 昭和22年4月の開校当時は樫立、中之郷、末吉の坂上地区合同でしたが、翌23年3月に末吉地区が独立して末吉中学校が創立され、以降、長きに渡り管内四中学校時代が続きました。私は三原中学校の出身です。当時の八丈管内体育的行事(陸上競技記録会・駅伝競技大会)は四中対抗戦形式で熱戦を繰り広げていました。三原中学校は末吉中学校に次ぐ小規模校でしたが、生徒の多かった富士中学校や大賀郷中学校にも引けを取らない成績を残してきました。その要因は、何事にもあきらめず真面目に取り組める姿勢と、起伏に富んだ長距離登下校にあったと考えています。登下校が体力作りにも役立っていたのでしょう。

八丈島は小学校・中学校を問わず、昔からの良い伝統や習慣が引き継がれています。住民の連帯感も強く学校教育に対しても熱心で協力的です。特に坂上地区は、人の出入りが少なく、固定した人間関係と生活が定着しているといえます。末吉・中之郷・樫立それぞれの気質は異なりますが、3地域とも地域ぐるみで子供を大切に育てようとする連体感があり、それは幼少時代を樫立で過ごした私自身が肌で感じてきたことでした。 そのため、三原中学校には素直な生徒が多く、校訓である「紳士たれ・淑女たれ」は、三原中学校の校風そのものです。
 学校を取り巻く自然環境も素晴らしく、学校を見下ろす雄大な八丈三原山、また条件が揃えば、澄み切った藍色の海の向こうに青ヶ島を見ることも出来ます。この海の色は八丈ブルーと呼ばれ、他ではなかなか見ることができません。作曲家だった團伊玖磨先生がこの八丈島を愛し、多くの作品を書き上げたことからも、その素晴らしさが証明されるでしょう。また、八丈島には有料・無料含めて特色ある6つの町営温泉と1つの自然温泉があり、その全てが三原中学校の学区内にあり、老若男女の島民や観光客からも愛されています。

こんな素晴らしい八丈島、そして三原中学校をぜひ訪ねてきてください。校長室でお待ちしています。

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