平成29年度 学力調査の考察

調査名   授業改善の視点
 東京都
児童・生徒の学力向上を
図るための調査 
5年生
  問題文から読み取ったことを自分の頭の中でしっかりと整理して、そこからどんなことが言えるのか表現することに苦手意識をもっている。すぐに答えを出したいと気持ちが焦り、資料から読み取る、読み取ったことから考えるといった思考の流れが児童に定着していないことが言える。問題文を正確に読み取る、読み取ったことの中からどの情報が必要なのかを取捨選択することを習慣化させることが必要である。算数の問題解決において、何通りもの解決方法を考えることや、社会においては複数の資料から必要な資料を選んでから課題解決の方法を推測するなど授業展開を工夫することで、児童が思考の流れを途切れないようにしていく。また、プリントではない冊子となったテスト形式にも慣れることが必要である。
 全国
学力・学習状況調査 
6年生
 国語…話すこと・聞くこと、書くことの領域において、基礎的な力に課題が観られる。今後、学習活動の中で、目的をもって話したり書いたりする機会をより多く設定し、相手や目的に応じて話す事柄や書く事柄を整理し、より相手に伝わる表現力を身に付けていく必要がある。
算数…量と測定及び、図形の領域に課題が観られる。特に、量感覚を身に付けさせる必要があり、学習では、形式的な単位換算だけでなく、具体的な体験を取り入れた算数的活動をより積極的に取り入れていく。