平成27年度八丈町教育研究指定校 研究発表会 2月10日  本文へジャンプ
会場:大賀郷中学校
地域・保護者向けリーフレット
研究授業

◎は講師のコメント

 教科 授業内容 
 1年生
数学

・「平面図形」の単元で作図についてグループ学習しました。
・大賀郷地区の小中一貫カリキュラムにおける算数・数学科の教科の重点として、「計算の意味 を理解し、計算力を伸ばすとともに、ねばり強く考え抜く態度と、学ぶ意欲を養う。」ことを挙げ  ています。今回は作図の手順の復習によって宝探しをするという作業を行いました。
◎課題を小学校の先生からの指令という形をとって連携を図るという方法も考えられます。
 作図の力は個人差があるのでチームティーチングで行うと効果的です。
 2年生
社会

・歴史的分野「国際協調と民族独立の動き」について、学習しました。
・小学校では人物史を中心として日清・日露・太平洋戦争を扱うが第一次世界大戦について詳し く説明されていないので、日露後の日本の国際的地位や第一次世界大戦の背景・影響等につ いて指導しました。かなり情報量の多い内容であるので、ワークシートやグループでの話し合  いを 活用し、学習内容を整理させて定着を図りました。
◎生徒の実態に合わせテンポよく聞かせていた。学習後に生徒の意識が変わったか確認しまし  ょう。小学校の必修項目に触れて確認させるとさらによくなります。
 3年生
保健体育

・今までのスポーツテストや小学校からのデータに基づき、「体つくり運動」を自分たちで考えて  みました。
・大賀郷地域の児童・生徒は筋力や柔軟性に課題があると分析していますが、今回は各自がデ ータを分析して、日常狭い空間でも気軽に取り組める「体ほぐし運動」や「体力を高める運動」を 考えることで、体力向上へ向けた意識の向上を図りました。
◎ICTをうまく活用していました。生徒自身の将来に役立つことでしょう。学習カードに小学校での 値を載せたり、親や小学校からのコメント欄を設けると評価が充実します。


研究発表会

内容 
研究発表 (1)研究概要
 ・系統的、効果的な学びの場とする。
 ・目指す児童・生徒像は「自立(律)し、主体的に生きる子」とした。
(2)研究カリキュラムの策定
 ・2年かけて小中一貫カリキュラムを作成してきた。今後も練成させていく。
 ・このカリキュラムに基づき、出前授業や研究授業を全教科で実施してきた。
(3)各分科会の取り組み
 @意識調査分科会 中1アンケートを実施し、スタンダードを作成した。
 A家庭学習分科会 発達段階に応じた家庭学習のあり方を検討した。
 B小中一貫コーナー分科会 お便り交換、授業交流、行事交流を行ってきた。
 C特別支援教育分科会   授業での交流を8回実施した。発達段階表を作成した。
(4)研究の成果と今後の課題
 @大賀郷小学校・大賀郷中学校の小中一貫教育の重点(最大の特色)を明確にした「大賀郷   スタイル(大賀郷小学校・大賀郷中学校の一貫教育の形)」を確立すること
 A平成32年度以降の新学習指導要領全面実施にも対応していけるようにカリキュラムを練り  上げていく必要があること
 Bカリキュラムの改良に当たって、「児童・生徒の実態から見て、こうあるべき」という視点を重  視するとともに、児童・生徒の実態把握をして授業改善を図っていくこと
 C「大賀郷スタンダード(仮称)」の完成度を高め、児童・生徒の実態に合った使えるものにして  いくこと
 D交流・出前授業等を活発にし、両校の教員が、児童・生徒とお互いに顔と名前が分かって指  導していけるようにすること


指導・講評 東京都教職員研修センター統括指導主事 江口千穂先生

内容 

(研究授業については上記)

 研究について

・ 平成30年を見据えて小中が協力してきた軌跡が見える。分科会が機能していた。
・カリキュラム、スタンダードなどの形にできた。
・指導の重点をシャープにするとカリキュラムが使いやすいものになります。
・ここでの取り組みを広く発信していきましょう。
・分離型でもこんなことができるというモデルを示してほしい。


講演

 講師 国士舘大学 文学部教育学科 初等教育専攻
             准教授 小野瀬 倫也 先生
 講演内容 【大賀郷小・中の連携について】
・実践の中で蓄積していくことが大事
・島での教育のメリットを考えながらカリキュラムを作っていくとよい。
チーム学校としての学校の在り方を検討していくことが求められている。
キャリアステージに応じて求められる資質について
・アクティブラーニングの視点から
・新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携、協働の在り方と今後の推進 方策について

【アクティブラーニングとは】
「能動的学習」「主体的な学び」
指導を進める上で、「どのような力が身に付いたか」を見取る学習評価のあり方を検討する。
【資質・能力育成のポイント】
・数学の授業では自分たちのスキルを発揮させる場面が見れた。子どもたちが考えを述べること ができた。
・教師が待てずにヒントを出してしまうことがあるが、なるべく考えさせたほうがいい。子どもはお  互いに相談しながら考えを深めていくことができる。

【大賀郷小中の取り組みについて】

(研究についての評価)

@主題・・・児童・生徒像を共有し、具体化されている。
Aカリキュラム・・・作って実践した点が評価できる。
           使い勝手が良くならないと残っていかないので、今後、八丈町として推進して            いくべき取り組みです。
B指導案・・・成果と課題を挙げて今後も蓄積していくことが大切である。
        特に国語や算数・数学では小学校のときの授業と勝手が同じだと子供たちにとって        はスムーズに感じるはずである。
Cこれまでの取り組みで足りない分野・領域・視点・・・
 ・何を「検証・改善」するのかの明確化
 ・評価規準や評価基準からのカリキュラムの見直し
Dカリキュラムを今後改善していくためには・・・
 子どもの変容をよく見取っていくことが必要である。
(小中一貫教育に関わる一般的な動向)
 ●東京学芸大学竹早地区附属学校園の合同研究会の発表から
 ●三浦市剣先小学校の事例から
  →教師の活動、指導と評価の一体化の工夫を図っている。

 ●
対話的な授業における教授行動の見直し
  @目立たせる
  Aもどす
  B復唱する
  C表現させる
  D付け加える
  Eまとめる


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