1年生は、音楽で箏の授業をしています。
箏は歴史が古く、千年以上日本に存在する楽器です。普段はあまり聴くことのない箏の音色は、美しく、どこか懐かしいような現実離れするような感覚になります。
今回の授業では、押し手を習いました。左手で柱の左側の絃を上から押して絃の張力を高め、半音または全音高い音を作ります。手の感覚や耳で音を聴いて正しい音程を作ることは集中して行わないと難しい技です。
箏(琴)を使った言葉で「琴線に触れる」がありますが、「琴の糸に触れると美しい音色が響くように、感動する心情に触れて心が揺さぶられるさま」という意味です。この言葉のように、箏を弾き音色に包まれることで生徒の感性が育っていくことを期待しています。