令和2年度 三根小学校 5年 学力向上を図るための調査 (分析)
<国語>
・主語と述語、修飾語の問題の正答率が低く。語についての理解を進めていく必要がある。
・経験不足からか、長文の本文を要約する問題の正答率に課題がある。
・「自分の考えが明瞭になるように、文章の構成を考えること。」「問いに対する答えの段落に注目し、文や文章を読むこと」に関しては、正答率が高かった。
・全体的に、試験慣れをしていないことからくる、せっかく内容が分かっていても解答の仕方でミスが見られた。
<社会>
・総合的に社会を得意とする児童が多い印象である。
・全国の県名の問題の正答率は33.3%と低く、覚えられていない児童が多い。
・複合的な情報を処理する問題(図とグラフを読み取るなど)の正答率が低い。必要な情報を活用する力、
読解力が必要である。
<算数>
・小数同士のかけ算で、小数点の処理の問題では29.6%と正答率が低く、位取りでミスが多い。
・数のしくみに関する問題の正答率が低く、「数と計算」領域の補完が必要。
・作図問題でも応用力が求められるので、正答率が48.1%と低くなっている。
・数学的な考え方に関する問題はどの問題正答率が低めであり、問題を読み取れていない可能性が高く、文章の読み取りが必要だと思われる。
<理科>
・虫眼鏡の使い方や昆虫に関する問題、つまり3年生の学習内容の正答率に課題がある。
・複合的な情報を処理する問題(図とグラフを読み取るなど)の正答率が低い。必要な情報を活用する力、
読解力が必要である。
・イラストが多い問題に対しては比較的正答率が高い。視覚的な支援をしながら学習を進めるとよいと考
えられる。
◎各教科において、読解力の向上が課題である。
そのために、
・今年度の研究で取り組んだ読解力の向上についての、成果と課題を指導に生かしていく。
→国語の説明文の学習を通し、文章の中から重要なことを見つけ出す力の向上を図る。
・読書月間及び朝読書などこれまでの取組を継続し、読書習慣の定着を図る。
→読書の機会及び量を増やすことで、思考力の向上を図る。
・家庭学習に音読を取り入れる。
→文章を正確に読む力を向上させる。
・全教科を通じ、自分の考えを要約し周囲に伝える取組を行う。
→様々な情報の中から、大切な部分を要約し、わかりやすく伝える力を向上させる。