平成31(令和元)年度 児童・生徒の学力向上を図るための調査 結果

[各教科の調査結果(平均正答率:%)]

   教科の内容 
教 科  学級 
国 語  63.1  67.6
社 会 63.1 66.7
算 数 65.0 60.1
理 科  52.3 56.8 

[観点別の調査結果[平均正答率:%)]

教 科   教科の内容      
思考・判断・表現(国語:話す・聞く)  技能(国語:書く)  知識・理解(国語:言語)  読む 
学級   都  学級  都  学級 都  学級  都 
国 語  59.5 65.3 59.5 70.4 69.9 67.4 57.9 67.4
社 会   60.0  63.5  65.5 66.8 61.6  70.6 -
算 数  49.1  47.2 71.1  65.0  73.8  67.6
理 科 52.6 53.0  67.0 67.0  44.6  55.0


平成31(令和元)年度 児童・生徒の学力向上を図るための調査 分析

H31年度  5年 学力テスト(分析)

<国語>
聞く・話す→59.5% 書く→59.5% 言語→69.9% 読む→57.9% 
・漢字を仮名にする、仮名を漢字にする際、送り仮名を付けて回答する児童が多かった。問題をきちんと読んでいない。 ・手紙の書き方において、後付け(終わりの部分)をどうするのかを理解していない児童が多かった。経験不足からであろ うと思われる。
・主語と述語、修飾語をきちんと理解している児童が低かった。
・「自分の考えが明瞭になるように、文章の構成を考えること。」「問いに対する答えの段落に注目し、文や文章を読む こと」に関しては、正答率が高かった。
・全体的に、試験慣れをしていないことからくる、せっかく内容が分かっていても解答の仕方でミスが見られた。


<社会>

・思考判断表現→60.0% 技能→65.5% 知識理解→61.6%
・方位を選ぶ問題の正答率が、正答率が約7割。
・表からの読み取りがかなり苦手なようで、正答率は約45%であった。
・全国の県名の問題の正答率は21%と低く、覚えられていない児童が多い。
・知識理解については、昨年度に比べて27%正答率が上がったが、思考判断表現と技能に関しては、5%以上下がっ
 た。

・八丈島の位置を分かっていない子が4人。4人とも海に面していない回答をしていた。しかし、どちらかといえば問題 文を理解していないのだろうと思う。
・最後まで終えられなかっただろう子が1人。


<算数>
・思考判断表現→49.1% 技能→71.1% 知識理解→73.8% 
・基本的な計算は67.1%のでき。小数同士のかけ算で、小数点の処理のミスで53.6%とやや低め。
・記号で答えるべきところを言葉や数字で答えている子が数名。問題をきちんと読んでいない。
・円について説明する問題の正答数が32.1%と低かったが、円について理解していないわけではなく、記号を選ぶべきと ころを言葉でかいてしまっている児童が数名いたためかと思われる。また、2倍と1/2の違いを理解できていないこと も考えられる。
・角度を求める問題の正答率が32.1%と低かった。180°よりも大きな角の測り方、求め方が理解できていない。
・数学的な考え方に関する問題はどの問題正答率が低め。問題を読み取れていない可能性が高く、文章読解の技能が必要 だと思われる。


<理科>

・思考・判断・表現→52.6% 技能→67.0% 知識理解→44.6
・全体を通して理科に苦手意識があると感じられる。特に知識理解が44.6%と低く、用語を認識していない、覚えてい ない児童が多い。高学年の実験や観察の場面において再確認の必要がある。
・実験道具の扱い方の問題では100%や78.6%と正答率が高い。
・複合的な情報を処理する問題(図とグラフを読み取るなど)の正答率が低い(10.7%35.7%)。必要な情報を活用 する力、読解力が必要である。
・「電池のはたらき」の回路に関する問題の正答率が14.3%低い。4年生の1学期の内容なので忘れてしまっていること も考えられるが、中学では重要な学習になるので、丁寧に復習を重ねたい。
・イラストが多い問題に対しては比較的正答率が高い。視覚的な支援をしながら学習を進めるとよいと考えられる。