3月に入り平成22年度の教育活動も残りわずかとなりました。保護者・地域の皆様にはこの1年間、多大なるご支援ご協力をいただき誠にありがとうございました。 |
本年度の結果 | 考察と方針 | |
1 | 今回の外部評価アンケートの回収率は71.0%で昨年度より7.0%増加いたしました。 | 過去5年間で最も高い回収率となりました。さらに保護者・地域の皆様の関心を高めていただけるように、子どもたちの変容を、より積極的に発信してまいります。 |
2 | いただいた結果を、Aそう思う→4ポイント Bだいたいそう思う→3ポイント Cあまりそう思わない→2ポイント Dまったくそう思わない→1ポイントとして数値化し、その平均を昨年度と比較すると、全25項目中、ポイントが増加したのは15項目、減少したのは10項目でした。 | 多くの項目において、1年間の取組をご評価していただきました。ただし、数値的にはわずかなものであっても、減少した項目が10項目もあったことについては、原因の分析を行い次年度の課題として改善に向けて努力いたします。 |
☆ポイント減少幅の大きい項目 | ||
3 |
bX 「子供は地域や家庭でよくあいさつをしている。」 |
・児童会や6年生が主体となって毎朝昇降口に立ち登校する児童とあいさつを交す「あいさつ運動」を実施したり、月ごとの生活目標にあいさつにかかわる言葉を入れて重点的に指導したり、常に模範を示し、粘り強く声をかけて指導してまいりましたが、十分な効果を得られていないようです。ご家庭での協力もお願いしながら今後も引き続き指導してまいりますと共に、人と人の「絆」作りの原点であるあいさつの必要性や大切さを伝える方策を工夫し実践して参ります。 |
4 | ・bP「学校の教育目標は、わかりやすく示されている」 C評価が5件あり0・1ポイントの減少 |
「よく考え、進んで学ぶ子」 「体をきたえ、いきいきした子」 「友だちを大切にし、互いに助け合う子」 という本校の教育目標は、各教室に掲示すると共に、年度初めの保護者会にて、学校経営方針と共にご説明してまいりました。しかし、日常的(学校だよりや学級だより、あるいは各学期の保護者会の席での口頭説明など)に皆さんにお示しすることが足りなかったのでないかと反省しております。本校の教育の土台になることですので、今後はさらにわかりやすく、ていねいにご説明させていただくように努力いたします。 |
☆ここにあげた4つの項目は、平均ポイントそのものは3以上で肯定的なご回答も多い一方で、 C以下の評価も多いために、前年度よりポイントを落としたものです。 |
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5 |
bP1「子供は友だちや先生としっかりとした信頼関係を作っている」
C評価が12件あり0.08ポイントの減少 bP2「子供はいじめや仲間はずれをしたりされたりせず友だちと仲良く遊んだり勉強したりしている。」
C評価が13件、D評価が2件あり0.07ポイントの減少 bP3「子供は思いやりの心や親切な態度が身に付いている」 C評価が14件、D評価が1件あり0.06ポイントの減少 bP8「学校はよくないことはよくないと、きちんと伝えるなど、社会のルールについて適切に指導している。」 C評価が6件、D評価が2件あり0.06ポイントの減少 |
自らのもっとも大切な役割をしっかりと果たし、安心して自己実現への努力をすることのできる学習環境を作り出すことが信頼関係の構築には欠かせません。 また、これまで以上に児童一人一人の努力を認め、悩みの解決を図ることができるようにするためには、一学年一クラスという小さな学校であることを生かし、担任はもちろんのこと、専科や講師、管理職も含めて学校全体で児童の詳しい情報を共有し、細かい変化にも速やかに対応できるようにしてまいります。 さらに、学習指導力、生活指導力、カウンセリングの仕方や対応の仕方などを高めるために、必要な研修を受けたり、校内研究を通して教員同士が切磋琢磨したりしていくことをお約束いたします。 なお、情報の共有という点につきましては、これからも保護者や地域の皆様からのご協力をお願いいたします。 |
☆ポイントは増加したものの平均値が3ポイントを上回らないもの |
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6 |
bP4「子供は、場に応じた言葉遣いや返事が身に付いている」
A評価→12 B評価→73 C評価→34 D評価→ 2平均ポイント 2.79(0.01ポイント増) |
本年度もあいさつ運動を強化し、積極的に昇降口や教室で子供たちを迎え、あいさつを交わしながら指導したり、場に応じた・・・の実現に向けて、校舎内では目上の人に一旦止まって会釈する、といった指導もしたりしてまいりました。 しかし昨年度と同様に@しっかり実行する子としない子の差がある。Aあらたまった場では実行できるものの、友達同士、家族、親族などの中ではついつい返事を忘れたり、言葉が乱れたりしてしまう。といったことが続いてしまっているようです。 これからも粘り強く教職員自らが模範を示しながら、指導・改善を図ってまいります。 |