研究主題

自分の思いを生き生きと言葉で表現できる児童の育成

〜よく読んで、考えて伝えよう〜

主題・副主題設定の理由

(1)言語能力向上推進事業として
  本校では、本年度から東京都教育ビジョンに掲げられている「言語能力向上推進事業」の推進校として指定されている。学習指導要領の改訂に伴い各教科で言語活動の充実が謳われており、本校でも今後3年間を通して活字に親しむ学校づくりを推進していく予定である。
(2)児童の実態と教師の願いより
 本校では平成21年度から人権教育推進校として研究に取り組んできた。児童は言葉を大切にすることが人と人の関わりでは大切なことだということが分かり、相手を思いやる気持ちが育ってきた反面、まだ自分自身に自信がなく自分の思いを積極的に発言できる児童は少ない。また、本校では発達段階に応じて話したり聞いたりする力を高めるため、音読集会や学芸会などの活動を毎年行っている。しかしまだ語彙は少なく、自分に自信の持てない児童が多い。ゆえに「自分の思いを生き生きと言葉で表現できる児童の育成」を研究主題として掲げた。
(3)活字に親しむ学校づくりのために
 言語能力(考える力、感じる力、想像する力、表す力)を身に付けさせるにはまず国語の知識・技能・言語感覚を養うことが必須である。ゆえに本校では本年度はまず国語科を中心に研究をすすめていくこととした。そのために本などをよく読み、そこから必要な情報を考えて取り出し、取り出した情報を伝え合う活動を重視したい、と考え、「よく読んで、考えて伝えよう」という副主題を設定した。