6年生の理科の授業。でんぷんに唾液を入れたものと、でんぷんに水を入れたものを比較します。40℃のお湯に入れ、5分後にヨウ素液を垂らして変化を比較します。これは、中学校2年生の消化の実験で再び同じことをやります。だ液はでんぷんを分解します。でんぷんを麦芽糖へと変化させています。そして、胃へ送られていきます。
だ液は消化の第一歩なのです。食事の際、よく噛むのはだ液を出しやすくしているのです。胃、小腸での分解の負担を減らすことになります。それは、健康を維持する上でとっても大事なことです。また、よく噛まないと中性脂肪をふやすことになり、太りやすくなることにつながるのです。お相撲さんは、たくさんのご飯を食べて体を大きくしていますよね。大量のご飯は、だ液で分解しきれません。さらにすぐ寝てしまえば、胃液や腸液での分解能力が極端に落ち、脂肪へ蓄積します。