【美術部】ハンドメイドマルシェさんとの合同イベント

12月10日(日)底土港の客船待合所にて、美術部は島内のハンドメイド作家の皆さんと合同イベントを開催いたしました。

部活動で制作した陶芸やアロマストーンの販売と、制作体験ができるワークショップを行いました。ワークショップの内容は、色を付けた塩を瓶の中で組み合わせる「ソルトアート」と、クリスマスを意識した「松ぼっくりのツリー」です。生徒たちはこの日のために、一回作品を作ってみたり、体験入部の小学生を相手に実演してみるなど、様々な準備をしてきました。陶芸作品も、10月から取り組んできた力作ぞろいでした。手に取ってもらえるかな、ワークショップも楽しんでもらえるかなとドキドキしながら迎えた当日。予想以上のお客様に来ていただき、幸せな忙しさを感じながら、ものづくりの魅力を再確認した1日でした。

八丈島に来て、美術部の生徒たちと制作に励みながら、「なんとかこの子達に本物に触れさせてあげたい。美術館に行ったり、画材屋さんに行って刺激を受けさせてあげたい」と思い続けて、はや6年。昨年は東京都の施策のおかげで東京遠征が叶い、その成果はとても大きいものでした。そして、今年もぜひ行きたい、新入生も行かせてあげたい。その思いから、補助がないなら自分たちで遠征費用の一部を稼ごう!とはじめた「美術部作品販売企画」。夏祭りに参加してみると思った以上の反響をいただき、また、美術部の活動を応援してくださる方々にも出会い、今回のハンドメイドマルシェ合同イベントを実現することができました。

ものづくりに関わり、また楽しんでいる方々とご一緒できたこと、そしてこうした素敵な活動を知ることができたこと。来場される方々と想像の喜びを一緒に味わえたこと。自分たちの表現を評価してもらえたこと。昨日の学びは本当にここには書ききれないほどの大きなものばかりです。

このような機会をいただけて、八丈島の温かな環境に本当に感謝しています。次回は1月の文化フェスティバル。その際もワークショップを企画しています。ぜひ、美術部の生徒たちの頑張りを励ましに来ていただけると嬉しいです。

 

顧問 小林